毎年10月頃に世間をにぎわせている「ノーベル賞」
世界で最も権威ある賞の1つで、
この賞を獲得するまでには、途方もない実績と過程が必要であることは、
筆者だってなんとなく分かります^^;
でも、ノーベル賞とはいったい何なのでしょうか?
ノーベル賞の「ノーベルさん」って?
ノーベル賞の「ノーベル」とは、
ダイナマイトを初めて発明したアルフレッド・ノーベルさんの名前です。
ノーベルさんが、
「自分の財産を人類の発展に力を注いだ人に賞として与えてほしい」
との遺言を残したことから、ノーベル賞が始まりました。
遺産を基金にした設立された、国際的な学術文化奨励賞です。
ノーベル賞の授与は1901年からスタート。
ノーベルさんの命日である「12月10日」に毎年授賞式が行われています。
日本人が受賞したノーベル賞は?
ノーベル賞には、6つの賞があります。
その種類と日本人受賞者を整理してみまししょう^^
ノーベル物理学賞
物理学分野における顕著な研究に対して与えられる。
◆日本人受賞者:なし
ノーベル化学賞
化学分野における部門賞。日本人の受賞者が多い。
◆日本人受賞者:福井謙一、白川英樹、野依良治、田中耕一、下村脩、
鈴木章、根岸英一 計7名
ノーベル生理学・医学賞
ノーベル賞のうち、生理学・医学分野における部門賞。
◆日本人受賞者:利根川進(理化学研究所脳科学総合研究センター長)、
山中伸弥(iPS細胞研究所長) 計2名
ノーベル文学賞
世界でもっとも権威のある文学賞。
◆日本人受賞者:川端康成、大江健三郎 計2名
ノーベル平和賞
世界の平和に貢献した人物・団体に対して与えられる。政治的な色合いが濃い。
◆日本人受賞者:なし
ノーベル経済学賞
スウェーデン銀行が設立した特別枠。
正式名は「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞」
この賞自体はアルフレッド・ノーベル本人と、直接のつながりがない。
経済学分野での功績があった人物に贈られる賞。
◆日本人受賞者:なし
日本人の受賞人数は多いですが、
ノーベル物理学賞、平和賞、経済学賞での日本人受賞がありません。
筆者の個人的な見解としては、
「戦争を2度としないと言って、本当にしていない国」
我が日本に、ノーベル平和賞をあげてほしいです。
ちなみに、ノーベル賞を2回以上受賞している個人および団体もいます。
ノーベル賞を受賞!さて、気になる賞金は?
ノーベル賞を受賞すると賞金がもらえます。
この賞金はノーベル賞の運営団体である、スウェーデンのノーベル財団が支出します。
賞金金額は、現在は1千万スウェーデンクローナ(約1億1100万)。
やはりノーベルさん、巨額の賞金です><
ノーベル賞の賞金は、創設者であるアルフッレド・ノーベルの遺産を資産運用し、
そこから出資されているのは有名な話。
ただ、2012年の賞金は20%削減された金額となったようです。
これは近年、資産運用がうまく行っておらず、
今後を見据えて調整し始めたのが理由だといわれています。
2013年のノーベル賞の賞金額は未定です。(確定しました!!!追記参照)
ノーベル賞の賞金と税金
さて、ノーベル賞でいただいた賞金。
税金がかかるのかが気になります。(筆者は。受賞しないくせにw)
「ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品」
これは、日本の所得税法上、非課税とされています。
しかし!
「銀行からの出資金」
こちらは課税です(泣)
ノーベル経済学賞以外の5部門が、ノーベル基金から交付されていますが、
ノーベル経済学賞の賞金はスウェーデン銀行から出資されています。
そのため、経済学賞の賞金は課税だそうです><
功績としては、どれも同じノーベル賞なのですが・・・
賞によって賞金の手取り額が変わってしまうなんて、
課税、非課税で分けたくないなぁ・・・と思うのは筆者だけでしょうか^^;
2013年のノーベル賞。受賞者一覧
ロイター通信によりますと、
2013年のノーベル賞日本人候補者は、
大隅良典東京工業大特任教授および水島昇東京大大学院教授
医学生理学賞(細胞内部で不要なたんぱく質を分解する「オートファジー(自食作用)のメカニズムおよび生理学的機能の解明に係る功績)
細野秀雄東京工業大教授
物理学賞(鉄系超伝導体の発見に係る功績)
上記3人としています。
同じ日本人として、期待いちゃいますね☆
【2013年受賞速報】追記あり
2013年のノーベル医学生理学賞
- ジェームズ・ロスマン教授(62)(米エール大)
- ランディ・シェクマン教授(64)(米カリフォルニア大)
- トーマス・スードフ教授(57)(米スタンフォード大)
2013年のノーベル物理学賞
- フランソワ・アングレール名誉教授(ベルギー・ブリュッセル自由大学)
- ピーター・ヒッグス名誉教授(英エディンバラ大学)
2013年のノーベル化学賞
- マーティン・カープラス教授(仏ストラスブール大学)
- マイケル・レビット教授(米スタンフォード大学)
- アリー・ワーシェル教授(米・南カリフォルニア大学)
2013年のノーベル平和賞
- 化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)
2013年のノーベル文学賞
- カナダの小説家、アリス・マンロー氏(82)
2013年のノーベル経済学賞(予想ですwwww)
- ユージン・F・ファーマ教授
- ラース・ピーター・ハンセン教授(米シカゴ大学)
- ロバート・J・シラー教授(米エール大学)
2013年は、日本人が受賞できず残念です。
本年受賞者のみなさま、おめでとうございます!
賞金は、「800万スウェーデンクローナ(約1億2100万円)」
が贈られます。
ノーベル賞を受賞する方の多くは
「まわりに流されることなく“自分”を貫く」
生き方をしていたんだろうなぁ・・と筆者は思っています。
筆者も少なからず人とは違った生き方をしているので、(ライター、個人Biz)
感銘するところ、目標にする生き方、思うところはたくさんです。
今後も、ノーベル賞には注目していきたいと思います。