爆弾低気圧と台風の違いは?どちらも低気圧なのですが・・・。

爆弾低気圧。

最近よく耳にする言葉ですが、

字面だけでもやばそうな現象であることが伝わってきます。

爆弾低気圧とはどんなものなのか?
熱帯低気圧や台風とは何が違うのか?

いざ、調査です!

 

 

爆弾低気圧とはなにか?

 

爆弾低気圧とは、

短時間に急速に発達し、台風並みの暴風雨または暴風雪などの被害をもたらす低気圧を指します。

 

つまり、季節は問いません。

 

日本では、冬から春への季節の変わり目に多く発生し、古来より『春の嵐』とも呼ばれていました。
時には、台風以上の威力のものあるため、注意が必要です。

 

 

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いつからどんな経緯で使われるようになったのか?

 

1978年9月に豪華客船クイーン・エリザベスⅡ号が大西洋を横断中、
猛烈に急発達した低気圧に襲われて被害に遭いました。

 

この事故をきっかけに、短期間で異常に発達した低気圧

 

“bomb cyclone”

 

と呼ばれるようになったと言われています。

 

bomb cyclone(ボム・サイクロン)を日本語に直訳した『爆弾低気圧』という名称が日本では有名です。

爆弾低気圧という単語は、その強烈な印象からマスコミは好んで使います。

日本の気象庁は気象用語としては用いずに、
「急速に発達する(した)低気圧」などと言い換えることと定めています。

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台風との違いは何なのか?

 

世界気象機関(WMO)では、

24時間以内に中心気圧が24ヘクトパスカル以上低下する温帯低気圧「爆弾低気圧」

と、定義しています。(緯度によって、基準は変わるようです。)

 

台風と爆弾低気圧の違いは、

台風・・・【熱帯の海洋上で発生する低気圧(熱帯低気圧)で威力が強いもの】

爆弾低気圧・・・【中緯度や高緯度に発生する低気圧『温帯低気圧』が急激(24H以内)に発達するもの】

と定義されています。

上記に加えて、台風は梅雨前線を伴います。

 

 

台風は中心に近づけば近づくほど、風速が上がり被害が激しいのに比べて、

爆弾低気圧は広い範囲で強い風が吹くため、広域での被害が発生しやすいといわれています。

 

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爆弾低気圧に名前はつくのか?

 

気象現象に名前をつけると聞くと、

アメリカのハリケーンや、台風の数字を思い出します。

 

アメリカでは国立気象庁のもと、国立ハリケーンセンター(東部)と中部ハリケーンセンター(アメリカ西部と太平洋東部を含む)という2つのセンターがハリケーンに命名しています。

名前は、アルファベット順に男女名(人命)で付けられます。
中部ハリケーンセンターでは伝統的なハワイの名前を命名しているのが特徴です。

 

日本では、台風にその年の発生順に、気象庁が番号をつけています

例えば、8番目の台風ですと、『台風8号』

特に被害が大きいものには『伊勢湾台風』など、上陸地点の名称をつける場合もあります。

 

 

爆弾低気圧については、突如発生して被害をもたらし、すぐに消える。
・・・そのため、名前はつけないようです。

 

名前をつけるということは、一般的に呼称して「台風8号に気を付けて!」などと、注意喚起しやすようにするためのものだと思うので、

即発生、即消滅型の気象現象には名前をつけないのでしょう。

ゲリラ豪雨に名前がつかないのと同じだと思われます。

 

 

ちなみに、

2002年にベルリン自由大学気象研究所が高気圧や低気圧の命名権の販売を開始して、
気象予報士の男性が日本人で初めて購入しました。

ご自分の名前をつけられたそうです。

 

記念になりそうですが、筆者はいりません

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